眠りから目を覚ます

潤う土


揺さぶられ、休む間もなく

注ぎこまれた水は

しばらくのあいだ

枯れることはない



世界がふたつになる

足元にも同じ空


鳥は

どちらを翔んでいるのか

光る太陽は

影を作らせないように

心の中さえ 照らし出す