父の存在を知った日から数日後

突然知らないアドレスからメールがきた

いつもは気にせずスルーするのに
今日は何となく開いてみた…


『ハロー由来。

私はRin

あんたの心の叫びに
助けの手を貸してあげる。』

なんじゃこれ?!


はい削除っと!


嘘っ?!


消した瞬間にメールがきた。


『イタズラなんかじゃないよ!

私はあんたの携帯の中にいる妖精』


はあ?


妖精が携帯の中にいる?


アハハ(^O^)


削除!


えっ?



『姿を見せてあげるからこのURLをクリックしして』


まじ?


あたしは疑いよりも
この変てこな妖精に興味を持った…


クリック


ピカっと携帯が光った


うっわ


びっくりして携帯を放り投げた


『痛いなぁ〜』


携帯の画面に映った女の子が喋った


「嘘っ?」w(゚o゚)w



「びっくりした?」



「あんた何もん?」



「妖精だよ」



「嘘っぽいし」



「よく考えてみ!

文字のやり取りじゃなく

こうやってリアルタイムで話をしてんだよ」



「そうだけど、誰かが操作してるとか?

目的は何?」




「人助け!」



「嘘っぽい」



「じゃあいいよ。
せっかくお父さんに会わせてあげようと思ったのに」



「ほんまに?」




「ほんと。」