なんとなく話を聞いてもらいたくなって鑑識課へ行った。
部屋のドアにはオーランド・ブルームのポスターが貼られていた。
こないだまではジョニーデップだったから好みに変化が生じたらしい。
ポスター以外にもインテリアや小物に、個人の趣味を思わせるものが多数あった。
部屋の主は、相変わらず部屋を私物化しているらしい。
「なにをブツブツ言ってるの」
部屋の主・ベテラン鑑識員の里見さんがコーヒーを持ってきてくれた。
眼鏡の似合う、年齢不詳の美貌は相変わらずだ。
「第2話以来の登場ですね、里見さん」
「なに、第2話って」
「いえこっちの話です」
あたしはカップを受け取った。
「それでその男の人って何者だったの?」
「児童相談所の職員でした」
あたしは昨日、男性からもらった名刺をテーブルの上に置いた。
「〇〇区児童相談所」とある横に菊村博と名前がある。
その年齢は20代半ばぐらいに見えた。
部屋のドアにはオーランド・ブルームのポスターが貼られていた。
こないだまではジョニーデップだったから好みに変化が生じたらしい。
ポスター以外にもインテリアや小物に、個人の趣味を思わせるものが多数あった。
部屋の主は、相変わらず部屋を私物化しているらしい。
「なにをブツブツ言ってるの」
部屋の主・ベテラン鑑識員の里見さんがコーヒーを持ってきてくれた。
眼鏡の似合う、年齢不詳の美貌は相変わらずだ。
「第2話以来の登場ですね、里見さん」
「なに、第2話って」
「いえこっちの話です」
あたしはカップを受け取った。
「それでその男の人って何者だったの?」
「児童相談所の職員でした」
あたしは昨日、男性からもらった名刺をテーブルの上に置いた。
「〇〇区児童相談所」とある横に菊村博と名前がある。
その年齢は20代半ばぐらいに見えた。