ケイトは、ノートパソコンを開いてこれからの事を思案していた。

「意外と頑固だわ……」

 すぐにひよるかと思ってたのに、予想外の頑固さにケイトは溜息を漏らす。

 そりゃまあ、傭兵をしているのだから多少なりとも心は強いだろうとは思っていたけれど、見かけによらず強情だわ。

「!」

 そんなとき、ドアがノックされた。

「はい」

 チェーンを付けたままドアを開き隙間から覗くと、そこにノインが立っていた。