ケータイ小説 野いちご

約束〜不確かな未来〜

残酷な季節


大嫌いな冬が来た。


私は寒いのが1番苦手。


でもイベント事の多い冬は

それを楽しむことでなんとか春を待てる…といった感じ。



それは愛する人が側に居てこそなんだけど。



もしも私が、冬に一人ぼっちだったら

凍え死んで涙色の雪を降らすだろう……





おかげで私はX'masイブもX'masも

お正月も誕生日も

千早人と一緒に過ごして、充実していた。



勇樹の事を思い出し

時々チクンと胸が痛むことはあったけれど

千早人の与えてくれる安心感は

今まで不安ばかりを溜め込んで

固くなった心を柔らかくさせていた。



何もかもが新鮮で、愛される喜びは

人をこんなにも優しくさせるのだと知った。

< 34/ 71 >