翌日。 「はぁ…」 休み時間が来る度、ため息をつく私…。 「翠央、どうしたの?今日は朝から空気が漏れてるけど、何かあった?」 智依は興味深そうに私の顔を覗きこむ。 何かあったなんてもんじゃないよぉ…。 まさか“開かずの扉”の向こうが、現役で使用されている、あんなに綺麗な部屋だったなんて… これって、とんでもない秘密を知っちゃったってことだよね…?