「こんにちは」


「莉子ちゃん。いらっしゃい」


優しい笑顔で出迎えてくれたのは次男の修二さん。


私は、


「修ちゃん!!」


って呼んでる。


「荷物これだけ?」


「うん、取り合えず。すぐに必要な物だけ持ってきた」


「まぁ隣だし、いつでも取りに帰れるしね」


そう言うと修ちゃんは優しく笑って私の荷物を持ってくれた。


変わってないな。


私より二つ年上の修ちゃんは昔から頭が良くて、よく勉強を教えてもらった。