「全員揃ったところで改めてこの家のルールを決め直そう」


玲ちゃんが大きな紙を持ってきた。


そこへペンで"家事当番表"と書いた。


「居候させてもらうんだから家事くらいやります」


「そう力むなって。男4人だぞ?食事も洗濯も大変だ」


「今までも当番制でやってたんだから大丈夫だよ莉子」


孝ちゃんがニッコリ笑う。

「…うん」


確かに独りっ子の私には想像がつかない。