マキコのアパートに帰ると、和夫はすぐに抱きついてきた。

「ちょっと待って。フトンしくから。」

「そんなん、いい!」

マキコは和夫を抑えて、フトンを出した。

「ちょっと待って、服も脱がないと。」

「オレが脱がしたるから、いい!」

和夫はそう言うと、広げてもいないフトンの上にマキコを押し倒して、抱きしめた。