翌朝マキコは、和夫の家に電話した。 和夫を起こすと、無理やりタクシーに押し込む。 マキコも乗って、和夫の家“三屋内家”へ向かった。 それは、叔母の葬式が終わる頃に起きた。 いとこの守が、突然、和夫に向かって叫んだのだ。