「ねぇねぇ、本当にこんなとこに来ても良かったの?」


ツンツンと想の肩を叩いて聞いてみる。


華やかな会場。


あまり慣れないキラキラ輝く明かりに眩しくて目を細めたくなる。



それに右を見ても左を見ても大人の、
しかも高貴そうな人ばかり。


こんな大きなパーティーにあたし達みたいな子供を連れた若い夫婦が

本当に来ても良かったのって


あたしはさっきからもう何度も同じことを想に聞いてる。


「俺に聞くなよ、誘ったのはおじさんなんだから」


「そう・・だけど」



確かにそう。


それは数日前の事だった。




「パーティーに誘われたんだけど、お前行く?」