ズキューン!!


白い部屋中に銃声の音が響き渡った。


そして、白い部屋の壁を赤く染めるように壁に血が飛び散り、バタっと言う人が倒れる音が鳴り響いた。


『修二…』


亮は目を大きく見開いていた。


『あ…あ…』


殴り掛かろうとしていた手を下ろし、飛び散った血を頬につけながら修二は呆然と立ち尽くしていた。


その修二の目の前では、如月純一が頭から血を流して倒れていた。


そして床に崩れ落ち、涙を拭う橘玲子の足のすぐそばには手錠が落ちていた。


その手錠の上では白い硝煙が上がっていた。


その白い硝煙の上がる拳銃を手に握っていたのは、四季神時也だった。