静かに太陽が顔を沈み始め、夜空で星が煌めき出した。


『あ、流れ星!!』


橘怜子は流れる星に指をさした。


『流れ星か…何かここんとこ、空自体見上げてなかったな…』


修二はそう言って、木々の間から夜空を見上げた。


『そんな余裕なんて、この島にはあらへんもんな』


四季神時也はそう言って笑った。


『確かにな…ん?』


亮はふと隣にいる公太に目をやった。


公太は息を切らし、頭を手で押さえていた。


『公太?』


そんな様子の公太を亮は気にかけた。


そして突然、公太はフラフラとよろめきその場に倒れた。