気が付くと、笑香は外にいた。


「あれ・・・あたし・・・何で?」


辺りを見まわすと、笑香の家ではないようだ。


笑香の家にはなかったピンクや黄色の花がたくさん咲いている。


・・・・・・・・・・・・・とっても大きな花が。


「ちょっと・・・育ちすぎちゃったのかな?」


それにしてはあまりにも大きすぎる。


笑香の身長の倍は確実にあるだろう。


しかも、笑香の真上には光輝く太陽が2つ。


反対の空には月が2つうっすらうかんでいた。


「・・・・・どうなってんの???」


笑香は立ち尽くした。