「頼みたいって・・俺がシンドウさんを?」                


 ホテルの一室でセンセイが唐突に言った言葉に、キョウスケは驚いたように目を見開いてそう訊ねた。                         

 センセイは足を組み左手を顎に添えて、二回小さく頷いた。                                

「これから四人と一人を殺す計画を決行するんだ」                         

 センセイの目つきはより一層鋭さを増し、その眼光は禍々しく光っていた。                         

・・四人と一人?どういうことだ。                                

 キョウスケはセンセイの不可解な言葉に顔を歪ませた。                                  

「四人と一人ってどういうことです?」                              

 抱いた疑問をキョウスケはありのままにセンセイに伝えた。