「どういう事かなぁー?ひよこちゃん?」



あいつと同じ呼び名で私に詰め寄る。


嫌味たっぷりなセリを目の前に私は涙目で謝り続けた。



「ごめんなさい!」



昨日電話がかかって来て、勇気を出して出たら…


一言目から怒られてしまった。



今日は振り替え休日なのだが、後片付けをしに生徒会や、実行委員。


くじ引きで負けた子達が学校にきている。



私はくじ引きに勝った組なのだけど……


セリに呼び出しを喰らってしまった。



「もしかして恋也先輩といた?」



ギクリ……



「やっぱりか」



私の態度がモロバレだったのか小さくため息を付き、まとめたゴミ袋を拾った。



「行くよ。」


「あっ…はい!」



私には重い方を渡してセリと2人で捨てに行く。