ケータイ小説 野いちご

クリ-ミ-ココア

クリ-ミ-ココア
ストレートな男

放課後、私はクリーミーココアを両手に持ち手を温めながら公園のベンチに座っていた。



イズミ君と始めて遊んだ時に待ち合わせした場所で、本人を待つ。



「お待たせ。」



自転車でやって来たイズミ君は私の隣に座った。



あれから家に帰ってしまったと言うイズミ君に電話越しから聞いて、会いたいと話したのだ。



私服のイズミ君は暖かそうなコートを着ている。



「寒くない?」



目の前は散歩道になっていて、大きな池を中心にぐるっと回れる道になっている。



「…大丈夫」



犬の散歩やらジョギングしている人が行き交う。



私達はお互いを見ることもせず歩道の向こうにある池を眺めていた。

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