告白を決めた私は、その日、家に帰ってから、学さんにメールを送った。


第8話のキスシーンの撮影はまだ数週間先だろうけど、告白すると決めた以上、もうじっとなんてしていられない。


メールで告白っていうのも考えたけど、やっぱり目の前で顔を見て言いたい。


でも、テレビ局の中や他の人の目がある場所では嫌だった。


それに奏真君には絶対に見つからないようにしないと。



『次の撮影のあと、相談に乗って欲しいことがあります。

人目につかないところで、お話できませんか?』



学さんからはすぐに、来週ならいいよとの返信があった。


決戦の日は決まった。