人影はまばら、しかし広い公園。


涼介は、そのうちの一つのベンチの近くで、樹木や植物の写真を撮影していた。


涼介の友達・潤は、たまたま公園内を散歩していて、写真を撮っている涼介を見かけた。




「涼介ー」




潤は声をかけてみる。

しかし写真撮影に夢中になってるのか、涼介は気付かない。




潤は首をかしげて、

「涼介〜?」

と、また声をかけてみる。


……しかし、涼介は何故か気付かない。





潤は首をかしげながら涼介に近寄り、涼介の肩を叩いた。


「涼介君?」







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