高校に入学してから、私は問題児としてすぐに目を付けられていた。
それは先生もそうだし、先輩からもそうだった。
中学の頃から染めていた私の髪は金に近い茶色だったし、ピアスに化粧なんて当り前だった。
授業なんて最初から最後まで寝てたし、さぼって帰るのも当り前。
それでもテストではそれなりに点数を取ってた。
先生からしてみたら、たぶん嫌だったろうな…。
とにかく色んな意味で目立つ生徒だった。
そして、いつも1人でいた。
こんな私の傍には誰もよってこない。
傍にいてとばっちりをうけたくないからだろうし、むしろ私が1人でいるほうが性にあってた。