俺の学校生活は真っ暗闇だ。

いじめられているのだ。

今に始まったことではない。

中学に入学してからすぐに、生意気で身体の小さい俺はいじめられ、中学三年生の現在になっても、まだいじめられている。

不良グループから、バカにされたり暴力を振るわれ、女子からは気持ち悪がられたり、同情された目で見られる。

一回いじめられると、なかなか抜け出せない。

よくそういうことを言う。

たしかに本当だと思う。

俺は今まで努力をしたし、何とか楽しい学校生活をしたいと願ってきたが、いじめから抜け出せていない。

暗い暗い、歯がゆい毎日だった。

毎年のクラス替えにも期待した。

だが、三年になった今回のクラス替えでも、何も変わらなかった。

学校へ行けば、パシリに使われ、頭をこづかれる、暴力なんかよりも人を傷つける言葉でけなされる。

そして俺の、自分の、存在まで否定された。

これほど悲しいことはなかった。

これほど絶望したことはなかった。

人間とは残酷な生き物だということを思い知らされていた。