ジリリリリリリ…



「うーん…
あと5分…」

「オレもあと5分…」

「だよねー…」



ッて!!??





「な、なんで
星也さんが
あたしの布団で
寝てるんですか!」

「え?
春ッつッても
朝夕は寒いじゃん」

「あー確かに!

じゃなくて~!
あ~もういいや!
あたし学校
行きますから!」

「あ!待てよ、
オレも行くッて!」



あたしたちは
ドタバタしながら
家を出た。



「も~ありえないです!」

「つーか杏、
寝相悪いな」

「ほっといてください!
じゃあ入って
来なければ
いいでしょ!?」

「だから寒いんだって」



もうこの人に
何言っても無駄だ…。