「おはよお~」



眠い目をこすりながら
リビングにペタペタと
歩いて行くと、

もうみんなが
揃っていた。





「おう、杏」

「………」





朝からキラキラ笑顔の
星也さんに

多分まだ寝てる南。





「なあなあ杏」

「うん?」

「いつになったら
オレと付き合って
くれんだよ??」

「ぶっ!」





星也さんの言葉に
おもわずむせるあたし。





「つ、付き合うっ???」

「だってオレ
4月からずっと
アピールしてんのに
なんにもなしって
ひどくねえ?」

「いや…あの…」





南と付き合ってること…

言った方がいいよね?