ケータイ小説 野いちご

◆~恋色模様~◆  .★*゚なみだ模様゚*★.

☆なみだ模様☆
◆蒼さいど◆


「柏木さん、今日一緒に帰ろっか?」





柏木さんに向かってそう言うと、





「そ、蒼くんっ う、うん!

一緒に帰りたい、ですっ」





って顔を少し赤くして一生懸命話す。



柏木さんはあんまり話すのが得意じゃないらしくて、

いつも目に涙をうっすら浮かべつつ、オレを見るんだ。





「じゃぁHR終わったら廊下で待ってて」



「うんっ」



「ラブラブっすね~」





オレらの会話にそんな、アホ丸出しな言い方をするのはオレの双子の弟、碧。



いつの間にやら柏木さんの席の隣に座っている。



ラブラブって。



アホか、こいつは。





「おれも萌ちゃんとラブラブしたーいっ」



「アホ。

柏木さんはお前なんか相手にしねーぞ」



「………」



「? 碧?」





碧はなんだか妙な顔をしてオレを見る。



間抜け面。







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