僕は、味噌汁の鍋を片付けてから、ナチのところへ向かった。


ふすまはぴっちりと閉ざされている。


「ナチ、入るよ?」


ガタ、ガタガタ。


「ちょ、ナチ!?」


ふすまにはつっかえ棒がされていた。