流行りの曲が流れる店内。



俺は何杯目かのコーヒーを飲んで、



ゆっくりと、レイナを待つ。



急に仕事が早めに終わって、空いた時間。



そんな時間は出来るなら、



絶対にレイナと過ごしたい。



レイナは高校生。



それなりに学校生活ってのを楽しんでいるようだ。



俺くらいの年齢になれば、



高校の頃の記憶はもう薄らいではいるが、



レイナは現役女子高生だからな。



多少の遅刻は当たり前。



俺もそれに怒ったりなんかしやしない。