それは一週間後のことだった。
 突然お家のドアがバンッと開いたと思ったら、そこには一人の男が仁王立ちしてたの。
「やーっと見つけたぜぇ。こんなところに隠れてやがったのか白雪!!」
 そう言ってずかずかとお家に上がり込んだかと思うと、突然キッチンにいた白雪お姉ちゃんの髪をひっつかんでお顔を殴った。
「きゃあっ!!嫌っ…。」
「犬っころ共との生活をさぞかし楽しんでるようだな、あぁ!?テメェ良いご身分じゃねえか!」
「きゃあぁーっ!!」
 男は何度も何度も、僕達には理解のできないナ○ック語を発しながら白雪お姉ちゃんを殴り続ける。その度に部屋に真っ赤な血が飛び散った。
「うえ~ん、怖いよぉ~!」
 そんな様子を見て一番ちっちゃいショコラちゃんは泣き出しちゃった。皆も怯えて泣きそうな顔をしてる。僕も怖くて震えが止まらないし涙が出そう。
でも…でも…。