この出会いが運命だというならば

神様なんて居ないと思ってたけど




あたしの人生でたった一回だけ、神様の存在を信じてあげる。







「おはよう、美音ちゃん。」



目を開けたら、いつもと変わらない真っ白な服を身に纏った女性がいた。

名前は知らない。



変わらない、何も変わらない


不変なんて、いらないのに、




「お腹は?空いてる?」


頭を横に振った。

意思表示だけは最低限度として、行う。



いつもの女性は、ため息をつき「身体壊しちゃうよ?」と言ってきた。