「ふわぁ……眠い……」 学校へ向かう通学路で 大きな欠伸をして目を擦る。 「んーあと6時間ぐらい寝たいなぁ…」 そんなことを言いつつ 肩に鞄をかけ直しながら足を進める。 正門を抜け、生徒用昇降口につき、靴箱で上履きにはきかえ 自分のクラスに向かう。 ガラッ あたしのクラスは1ーD。 席は、窓側の1番後ろ! かなりイイ席なんだよね。 席に着くと 「おはよっ!」 あたしの席の前の方から声が聞こえた。