某大学の教室。

恵太は熱心に携帯電話をいじっており、諒介は読書していた。



「よっしゃー!当たったー」


恵太の突然の叫びに、思わず諒介が顔を上げた。



「何?クイズ?」

「ううん、懸賞!ずっとハズれてたから、マジ嬉しくて!」
と、恵太は立ち上がり、拳を突き上げる。


「それは良かったねぇ。さぞかし凄いの当たったんだろーな。何当たったの?」






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