ねぇ、おまえには守りたいものがあるかぃ?
おまえには愛しいと思えるものがあるかぃ?


もしも、本当に。
おまえの中にそういう存在ができたのなら。
そのときは全力で守らないといけないよ。



なんでそんなことを言うのかって?


いつか分かるときがくるよ、おまえにも。



小さな、小さな私の天使。



大好きだよ、ミカエル。



私がいつまでもおまえを守ろう。
おまえの傍にいて、おまえを守ろう。



私にとって、おまえがすべてなのだから――






ルシフェル……私が最も敬愛していた我が兄よ。



私は見つけた。



ただ一つ、私が全力で守るべき存在を――!!