～美心～
キーンコーンカーンコーン…
｢はい。席につけー。
転校生を紹介する。」
｢初めまして!!
E県から来ました!!田崎美心です。
よろしくお願いします!!!!｣
…そう私は田崎美心。
急に、親から転勤宣言を突きつけられ、このT県に引っ越してきた。
なんか、最初の自己紹介は…好調好調～♪
なんか楽しくやってイケそ～!!って思ってた。
アイツに会うまでは…ね…
｢じゃ、田崎は後ろのあの席だ。｣
私は、1番後ろの窓際の席だった。
(やった♪後ろじゃん)
な～んて思いながら、席についた。
でも、なぜか私の隣の席の人はいなかった。
｢今日も、海は遅刻かー。｣
…ガラガラ
｢海。またお前は遅刻かぁ…
そうそう。お前の隣、転校生だから優しくしてやれよ。｣
ドスッ
…(なんか、そーとー恐いんですケド…)
なんて思ってたら、前の席の子が話しかけてきた。
｢海君は,完全な不良だから、あんまり近づかないほうがいいよ～!!」
って言われた。
でも、私からしてみたら
(この子誰?!)って感じ。
｢あの～…名前は??｣
｢あぁ!!ごめんね!!
私は、杏!!廣瀬杏!!よろしくね!!｣
杏は、それからも海君のことや
学校の噂…そしてご丁寧に誰と誰がカップル～だとか
いろんなことを教えてくれた。
休み時間も、杏の友達とかがいっぱい話しかけてきてくれて
たくさん友達ができた。
私、意外とやっていけそうジャン～♪
