ケータイ小説 野いちご

ぼくの 妹 姫

春の嵐




4月 新学期



私が新しく通う中学校はお兄ちゃんが先生をしてる



だからといって


どうってことは ないけれど


校内に身内がいるのは ものすごい居心地が悪いような


そんな気もする



…………身内………

今、自分で思った


『身内』と言うワードと


『お兄ちゃん』が


一瞬 イコールで結ばれなかった




私は首を横に振って


長く離れていたから


まだ慣れないだけだ



う~ん……しかしなぁ……



私は自分の部屋の姿見の前で途方にくれた



新しい学校の制服は


紺のブレザーとプリーツスカートと水色のネクタイと



至って地味な制服なんだけど



ブラウスとスカートを履いた時点で私は困ってしまう



ネクタイの締め方を知らないから





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