次の日、学校に行くのは気が重かった。 気持ちと比例してか、いつもは自転車通学のところを、今日は歩いて行くことにした。 どんなにゆっくり歩いても、学校には着いてしまった…… 「おはよ~、美愛」 そんな気持ちとは裏腹に、教室に入ると真衣と加奈は普通にしゃべりかけてきた。 「おはよ。」 「美愛~、おはー!!」 教室の前を通りかかったひーちゃんと拓が声をかけてきた。 「おはよ」 タイミング悪すぎだよ……