― ある日の昼休み





「美愛~!俺ら昼の授業サボるけど美愛どうする?」



元気に教室に入ってきたのは、友達のひかる。
通称ひーちゃん。





「行く行く!!行くに決まってるよっっ」



アタシは即返事をして、カバンを持った。




「ごめん!真衣、加奈。」



「いってらっしゃい~」



真衣と加奈に手を振って教室を出た。



ひーちゃんと一緒に昇降口まで降りると、他のみんなが待っていた。