高校3年に無事、進級できて新学期が始まった。




「はーい、担任の山口だ。また一緒の人もいるが、よろしくな。」




担任はまた山口先生。
通称、山ちゃん。
まあ、楽だし全然良いんだけど。





「じゃあさっそくだけど、クラス委員長決めるぞー。」





山ちゃんの声にみんながブーブー言い出す。




「推薦でも良いぞー」



あ、何か嫌な予感……。。





「「美愛ちゃん!!」」







「ってことで酒井、よろしくな。」



「……はいはい。」




この手段でアタシは3年間、ずっと山ちゃんにクラス委員長にされてきた。