あたしはホテルの部屋のチャイムを震える指で押す。



成瀬さんはドアを開いた途端、あたしを抱きしめ深く甘いキスをした。


あたしはとろけてしまいそうな感覚に陥る。


そのままベッドでお互いを狂った様に求め合う。


あたしは彼からの強く激しい昂りを受け止めては、何度も大きな波に飲まれて行く。


強すぎる刺激に意識を失わない様に、あたしは髪を振り乱しながらシーツにしがみ付いた。



「ゆう…綺麗だ。もっと乱れて…俺を感じて…」



さらに激しくなる動きに耐えられず、あたしの体はバラバラになりそうなほど痙攣した。



達した彼がドサリとあたしの上に覆い被さる。


熱く汗ばんだ背中に手を回すと、彼の激しい鼓動と吐息を感じた。



そのままあたし逹は抱き合ったまま、お互いの体が溶けて混ざり合うかのようなキスをした…