「あんたみたいな子、生まなきゃよかったよ!」


クソババアの言葉があたしの胸に、グサッと刺さった。


顔を合わせればケンカばっかだったけど、こんな事言われたのは初めてだった。


このババアは分かってないんだ。


あたしは何を言われても平気だと思ってやがる。


「あたしだってな、テメーみてぇな奴に生んでほしくなかったんだよ!」


だからつい───、ヒドイ言葉が口をつく。