「みんなあなたを素晴らしい傭兵だと言います。その若さでみんなからそう言われるあなたの弟子になりたいんです」

「ちょっと待て」

 一生懸命、話しかける少年にベリルは眉間にしわを寄せた。

「はい」

「その若さ……? どういう事だ」

「え?」

「聞いてないのか」

「な、何がですか?」

「私は見た目通りの年ではない」

「えっ童顔なんですか?」

 そう来たか。

「50は超えている」

「は……?」