体の中が、何かに

浸された気がした。

目をあけると、

淡い青に光り輝く

視界が開けていた。

体が浮遊している。

いや、

液体の中に

浮かんでいるのだ。

ハッとして、

ルカは水面に向かって

浮上した。

顔を上げ、薄暗闇の

空気の層で

呼吸した。