『後悔』という言葉が、私の胸に重くのしかかった。

「あの日の真実を、渚に話さなければいけないのかもしれないな」

あの日の真実!?

私は目を点にして、そう言ったモモちゃんを見上げた。

「あの日、あの後、渚は家を飛び出しただろ!?

だから知らなかったかもしれないが、この話には続きがあるんだよ…」

目に力を込めて、モモちゃんは私にそう言ったんだ。

『あんな子なんて、産まれてこなければ良かったのに!!』

私をまっすぐに指差して、睨みつけた叔母さんの顔。