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新緑が青々と茂り、
薔薇が綺麗に咲き乱れている。

広大な土地をどんなに見渡しても
果てが見えない。


まるで崇志との距離のようで…





「隣にあたしじゃ不足なの?」

ひょいとあたしの視界に
飛び込んできたのは、
親友の紗雪だ。


眉間に皺を寄せて、
頬を膨らませているのに

またそんな姿も可愛い。



彼女に彼氏がいないのが、
あたしの七不思議のひとつ。



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