私達は店に戻りこの店の店長に話をした。

ある程度のことは把握してもらってるからだ。

「そっか、ここに居るのは危険かもな。もし良かったらここの姉妹店が都内にあるんだけどそっちに行くか?」

「。。。。うんいいや」

綾ちゃんはそれを断った。

「でも、金はどうするんだよ?」

店長が心配そうに話す。

「金のことはどうにでもなる。。この町からでる気はないから」

「。。。。。そんだけ覚悟あるなら、ここに居ろよ」
綾ちゃんの覚悟に店長が言った。
「うん。迷惑はかけないから。」

私はその会話を横で聞いてるだけだった。

「実花?それでいいね?」

綾ちゃんが私に聞いた。

「うん。ここに居る」

だって私達、逃げるようなことしてない。

悪いのは要領の悪かった大人のせいでしょ?

私達だってもう子供じゃないんだ。。

それくらいの覚悟はできてる。