「おーい果歩。なんかお前宛てにハガキがきてるぞ」


「え、本当?誰から?」



ある日の休日。


家でまったりモードを楽しむ俺達の元に1通の手紙が届く。


ピンク色のあるお店のロゴが入ったハガキ。


見るとどうやらそれは果歩宛てのもので



「あ、本当だ。てかこれってシャルノからじゃない!」



それを見るなりなぜか懐かしそうに声を上げた果歩。


いつになくテンションが高く、目を輝かせている様子だった。



「ああ、シャルノって駅前のカフェの?」


「うん、そう。実は16の時にね。ここでバイトしてたことがあるの。ここの店長がすごくいい人でさー」


「ふ~ん」



知ってる。


思わずそう口をすべらすと、目の前の瞳からビックリしたよな攻撃を受けた。