私は入学式から1人で学校に登校してた。でもそれが変わったんだ。和樹のおかげで。


 ある日私は寝坊をしてマンションの裏道に着いた。まぁ近道をしたら和樹がマンションから出て来た所だった。


  「おぅ。はよ!紅」

  「あっおはよう!鈴木。じゃあね!」

  「待てよ。俺のこと置いてくなよ。」

  「だって遅刻するら・・・バイバイごめん。」

  「待てよ。」  
 
  「もぉなんなんだよ。こっちは急いでんだよ」

  「じゃあ俺の後ろ乗れよ」
 
  和樹は自転車の後ろにクッションを引いてくれた。

  「マジサンキュー」

  「スピード出すからな。ちゃんとつかまってろよ。」

  「分かったマジありがとう」


  私は鉄の部分を強く握っていた。

  「バカかよ。俺の腹につかまれよ」


  そういって私の手を和樹のお腹に手を移された。


  「ちょっまっ ゥ」

  和樹は私のファーストキスを奪いやがった。

  「おいしかった。ありがとね。あれ~顔が真っ赤だよ。


  「うるさいなぁ。」



  そんなことをしている間に学校に「ついた。」