夏のある休日の昼下がり、

俺は喉が渇いたなぁと思い、

何か無いかと父親に尋ねた。

「ねぇ何か喉渇いた!

冷たい飲み物無い?」

『無いなぁ…

 そこの自動販売機で何か買ってくるか?』

「うん…」

『じゃあ俺のも買ってきて!』

そう言ってお金を差し出した。