そう、その足音は
確実に


オレ達に狙いを定めて

近づいてきた………。



まるで背中に目に見えない台風の目を背負いながら


ダァーダ。ダァーダ。ダァーダダァーダダァーダダァーダダァーダァーダーーーーーーーーー♪♪♪



「な、なんだよ?この曲はぁーー空耳じゃないよな?」


「うん……空耳じゃないよ…」


「上原にも聞こえるのか……?」



「うん……ハッキリと…。


どうしよう…。」




「えっ?どうしよう?」