ケータイ小説 野いちご

“俺様”大家の王国

他の住人
本性




ああ、そうか。
 
十郎さんは寛容なんだ。

私みたいに短気じゃなくて、

海みたいに広い心を持ってるから、

こんなこと全然平気で、許せるんだな。
 
そう、思った。
 
この、部屋を見て。
 
放り出された掃除機。
 
引っ繰り返されたままの机。
 
積んであったのを、

躓くか、ぶつかったかして、崩したと見られる新聞の山。
 
その他、

「絶対これ、さっきの掃除の所為だろ」

と思われるもの、多数……。




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