『夕日と天使』



丸くて綺麗なオレンジのような夕日



窓辺にたたずむ俺は

誰にも内緒の俺




誰も知らない


寂しさに震える心




誰かに温めてもらえる日まで

俺は

この寒さと共に生きていく




沈む夕日


落ち着く気持ち



一日が終わる




振り向いた俺


沈んだはずの夕日が天使の顔を照らす




俺の背中に触れた天使は

俺の心を温めた



もっと




もっとここにいて



もっと俺を温めて



願いは届かず



瞬きの間に


幻は消える