人は何故、永遠という言葉を口にするのだろう。

如何して、愛を求めるのだろう。

永遠なんて無いのに、必ずしも終わりが来る。愛も、命も。

最後は裏切られる事を知っているのに、何故なんだろう。

如何して、こんなにも人を惑わし、誘惑するのだろう。

私は理解できない、



此の氷のように冷たく固く凍った心を、溶かしてくれる温かいものが見付からない憐れなお姫様は、人を恨み、憎み、嫉み、裏切る事しか知らない。

でも、きっと心のどこかで、人を愛したいと願っている。此の氷を溶かしてくれる唯一の人を探しているんだ。


スピカに願う。